降参力、持ってますか?〜「成功しているのにしんどい」の先へ〜
「トラブルや試練が立て続けに起こる」
「自分が我慢して頑張れば、なんとかなるはず」
「これを乗り越えれば、きっと楽になる」
いわゆる「自力でなんでも解決してきたプロ自立」の人ほど、人生でしんどい局面に立たされたとき、それを「乗り越えるべき修行(ハードル)」だと捉えがちです。
ですが、それ・・・乗り越えなくていいです。
しんどい出来事が連続して起こっているとき、それはあなたが「成長するための試練」でもなければ、「試されている」わけでもありません。
ただ単に、「もうその古いステージ(生き方・環境)のサイズが、あなたに合わなくなってシステムエラーを起こしているだけ」です。
1. 「プロ自立」という名の、無駄な漏電
エネルギーの漏電については、前回話しました。

自立心が強く、優秀で、排気量がデカいあなたは、何か問題が起きると「自分の努力や工夫が足りないからだ」と自力で解決しようとしませんか?(Doing)
- 耐え忍んで、もっと成果を出そうと画策する
- 自分の弱さを隠して、強い自分で勝負に出ようとする
- 「私がやらなきゃ!」と、自力でコントロールしようとさらにアクセルを踏み込む
もちろん、それらが機能する場面もあります。
ですが、長続きはしないのでは?心が悲鳴を上げているのでは?
それは、あなたが新しいスキルを身につけて、古いステージを卒業するチャンス。
中学生になったのに、いつまでもランドセルを背負っていては、不便だし、物足りなくなってしまいますね。
前はうまくいったのに、なぜかしんどい。
成果は上がっているけど、人が離れていく。
これ以上何をしたらいいか、分からない。
しんどさを耐えて通るフェーズは終了。
あなたが次にやるべきなのは、克服ではなく「降参(降伏)」です。
↓今日の話は「2過剰自立」の人向けの話
<心理的成長のフロー>
【 1. 依存(他人軸) 】
「あの人がやってくれない」「やらなきゃいけない」(義務・被害者)
↓
【 2. 過剰自立(他人軸) 】
「全部自分でやらなきゃ」(孤独な努力)
↓
【 3. 自分軸 】
「これがやりたい!」(自我・自己決定)
↓
【 4. 超自分軸 】
「やっても、やらなくてもいいんだけど、やろう(脱力と世界への信頼)」
2. 「弱さを認めること」が、真の強さ
「自力でなんとかする」のをやめて、「あ、もうこれ無理だわ」「私、この環境じゃ狭すぎるわ」と弱さを認めて降参する。
一人で頑張ってきた、プロ自立の人にとって、この「降参」は負けのように感じるかもしれません。
負けて下さい。
試しに、「私は負けました」と心の中で口にしてみて下さい。
嫌な気分がするでしょう?
そこに感じる抵抗感が、あなたの次の世界の広さです。
無駄な抵抗と漏電をピタッと止めて、システムを新OSへ切り替えるための最も賢い切り札(Being)。
強がって古い場所に留まり続ける、「本当の弱さ」。
サラッと諦めて自分の静寂(聖域)へ戻る、揺るぎない「真の強さ」。
あなたは、どちらを選びますか?
大丈夫。
負けを認めても、大丈夫。
短所と長所は表裏一体。
「弱さ」を本当に受け入れた時、「長所」として花開く。
弱さ=強さ、とはそういうこと。
3. 次のステージへは、脱力して流されるだけ
しんどい出来事は、あなたを痛めつけるためのものではなく、「もうそこはあなたの居場所じゃないよ」と知らせるただのシグナル。
だから、乗り越えようと力む(Make it happen)のを今すぐやめてください。
鎧(よろい)を脱ぎ捨てて、「もう自力で頑張るのやーめた」と脱力した瞬間、エネルギーは勝手に本来の滑らかな循環を取り戻し、あなたを次の上質なステージへと勝手に連れて行きます(Let it happen)。
しんどい波が来たら、戦わずにただ降参する。
その先に、あなたが今まで見たことがない、広くて大きくて、呼吸のしやすい世界が待っています。
Surrender to the flow.
ー
ー


