人や現状を コントロール したくなった時の魔法の言葉
急いで帰りたい時に限って、電車が事故で遅れている。
恋人からデートのドタキャンの連絡があった。
買おうと思っていた服が売り切れちゃった。
思っていたのと違う事があった時、
思わず人や現状をコントロールしたくなります。
でも、コントロールしようにも、
事故の復旧には時間が掛かるし、
恋人の仕事の予定は変えられないし、
売り切れた服は再入荷しません。
どうにもならない状況を、
どうにかしようとすると現状と願望が違う事にイライラ。
相手が人であれば、
コントロールされたい人などいませんから、
対立して喧嘩になりますよね。
そんな時は、心の中でこう呟いてみて下さい。
“そっちの方がいい”
●急いで帰りたい時に限って、電車が事故で遅れている。
→“そっちの方がいい”
●恋人からデートのドタキャンの連絡があった。
→“そっちの方がいい”
●買おうと思っていた服が売り切れちゃった。
→“そっちの方がいい”
“えっ、そっちの方がいいの?なんで!?”
と、心が反応するかもしれません。
そうしたら、こちらのもの(笑)
『そっちの方がいい理由』を心が探し始めます。
●急いで帰りたい時に限って、電車が事故で遅れている。
→時間潰しで入ったお店で、可愛いピアスが見つかるかもしれない。
時間潰しで読んだ本が、思いの他楽しくて没頭できるかもしれない。
いつもと違う電車やバスで帰って、新しい事が発見できるかもしれない。
●恋人からデートのドタキャンの連絡があった。
→家でゆっくり休める。
違う友達と遊ぶ時間ができた。
一人で映画を観られる。
●買おうと思っていた服が売り切れちゃった。
→お金が節約できた。
他にもっと似合う服に出会えるかもしれない。
次にお気に入りの服が見つかった時に、迷わずに買える。
*
始めは慣れていないので、こじつけのように感じると思います。
その後、もう一回心から突込みがあるかも(笑)
急いで帰りたい時に限って、電車が事故で遅れている。
→時間潰しで入ったお店で、可愛いピアスが見つかるかもしれない。
→でも、見つからないかもしれない、何より疲れているんだから早く帰りたい!!
ってね。
そしたら、また考え直しましょう。
『そっちの方がいい理由』を。
二番目の、
「時間潰しで読んだ本が、思いの他楽しくて没頭できるかもしれない。」
なら、納得できるか。
三番目の、
「いつもと違う電車やバスで帰って、新しい事が発見できるかもしれない。」
なら、どうだろう。
自分の心と、丁寧に対話。
そして、選択して実行してみる。
この“実行してみる”が大事ですよ。
思った事、感じた事を“私の取扱説明書”に記録して更新。
次に同じようなシチュエーションになった時に、
とっても参考になります。
“お店に入ってもゆっくり見られなくてお気に入りには出会えなかったから、
今回はスタバにでも行って、本を読もう”
とかね。
上手くいった事も、いかなかった事も、
“私の取扱説明書”にとっては貴重なデータ。
自分の心の変化を見逃さないでくださいね。
自分にとって想定外だったり、思いもよらぬ状況になったら、
“そっちの方がいい”と呟く。
こうして、現状を受け入れられ、
人や状況に委ねる事ができるようになってきます。
そうすると、手放しが進んで心が楽になりますよ。