恋愛相談 をしているのに 家族 の事と向き合うのは、なんで??~家族は人間関係の土台~
カウンセリングをしていると、「そっか、私は他人軸なんだなー」「犠牲的なんだなー」「依存的なんだなー」「だから、苦しいんだ」って気付く事が多いんですが、更に、それってどこから来たんだろう?という所まで掘り下げていくんですね。
そうすると、表面的な「苦しい」という事の解消だけじゃなくて、根本と向き合うので問題を繰り返さないようになっていくんです^^
じゃあ、その根本って何?というと、家族との関係が挙がってくる事が多いんですよねー。
答えはもうタイトルに書いちゃってるんですけど(笑)、家族は全ての人間関係の土台になるので(^_-)
「えっ、それってどういう事?
どんな風に恋愛に影響があるの?」
って、思いますよねー!
一緒に見ていきましょーう♪
人の顔色を伺う癖ができたのは、いつから?
例えば、彼の顔色ばっかり伺って自分を抑える癖が付いているマキちゃん。
お話を聞いてみると、顔色を伺うのは彼だけじゃなくて、会社の上司、同僚、友達・・・と、どんどん広がっていきます。
自分ではもう「当たり前」になっちゃって、カウンセラーに言われるまで気付いてもいませんでした。
「それって、いつからやってるの?」
と聞くと、
「んー、大学・・高校・・・いや、もっと小さい頃からやってます」
なんて答えが返ってきます。
こういう人って、結構多いんですよねー。
お母さんがヒステリックで干渉的だったり、お父さんが厳しくて支配的だったり、お祖母さんやお祖父さんがそうした存在だったりすると、子供らしく感情のままに「嬉しいー!」「これヤダ!」って言うより、“お母さんが望む私”になろうとします。
お母さんが望むような、答え。
お母さんが望むような、選択。
お母さんが望むような、いい学校。
お母さんが望むような、いい部活。
お母さんが望むような、いい会社。
お母さんが望むような、いい服。
お母さんが望むような、いい彼氏。
お母さんが望むような・・・。
自分でもそれに気付かない位、
自分=お母さんとピッタリくっ付いちゃうんですよね。
「癒着」と呼ばれる現象です。
パートナーとの関係で再現される
前にこの記事で紹介したように、人間関係ってこんな感じ↓で関係性によって、心理的な距離感が変わってきます。
[近い] 自分>母>父>兄妹・祖父母>親友>友達>知り合い>他人 [遠い]
パートナーは「他人」から、親兄弟を越えて、「自分」まで距離感が近付くんですよ。
いきなりそこまで行くわけではなくて、少しずつ近付きますよねー。
その過程で、お父さんやお母さんと問題を抱えていると、同じような問題を再現してしまうんです。
前述のマキちゃんのようにお母さんとピッタリ癒着していたら、どうなるでしょう?
そう、パートナーともピッタリくっ付かなきゃ!って思っちゃいます。
自分=パートナーになっちゃうんですよね。
他人軸の出来上がりです。
☆関連記事:彼中心の“他人軸”が苦しいワケを、改めてお伝えしたい☆
彼が「黒」と言えば、「えっ、それ白だけど・・・いや、黒って思わなきゃいけないよね。白って思う自分が悪いんだ。そんなんじゃ、彼に嫌われちゃう」と自分に呪いをかけてしまいます。
この恐怖感って、過去のお母さんとの関係から来ているので根深いですし、目の前の彼が“違う人”って中々心理的には思いづらいんですよね。
頭では分かっていても、というヤツです。
頭では「彼と違う意見でもいい」と分かっていても、「同じ意見を持たなきゃ」とか、「彼に嫌われたら世界が終わる」とか、「彼が『お前が悪い』って言うんだから、私が悪いんだろう」とか、ずぶずぶと自ら他人軸の沼にハマっていってしまいます。
あっ、「自ら」という所がポイントですよー。
「彼が私を従わせている」と思うとしたら、それはもう立派な他人軸で、私が自ら沼に入って行ってると“気付く事”から自分軸へのシフトは始まるんです♪
気付くだけでいいですから。
ちょっと痛いですけどね(^-^;
「イタタタター・・でも、そういう所あるかもー」って感じで。
根本から向き合わないと繰り返される
こういうケースだと、例えばその彼と別れて別の人と付き合っても、同じような状況になっちゃうんですよねー。
「お母さんと癒着している」という、根本は変わっていないので。
癒着が癖になる大きな理由は、「寂しくない」という事なんです。
癒着している間は、その人と同じ方向を向かなきゃいけなくて、それってしんどい面も大きいんですけど、ずっとその人の事を考えているので、寂しくないんですよねー。
これ、大きなメリットですよね。
寂しくないって。
だから、癒着の奥には「寂しさとの付き合い方を知る」というテーマも出てきます。
寂しいから、一人になるのが怖くて、彼の言う事を聞いてしまう。
寂しいから、彼に嫌われないよう自分を殺してしまう。
寂しいから、犠牲をしてしまう。
寂しいから、奴隷のように相手に従ってしまう。
そんな図式ですねー。
「うっ」となってしまったでしょうか(^-^;
ちょっと痛いかもしれませんが、それだけ心が動いている=心当たりがあるという事ですねー。
私には関係ないなー
ここまでの話を読んで、「もういい年した大人だし、実家を出てかなり経っているから、私は関係ないわ」と思った、そこのあなた!
ちょっと油断してましたねー(^-^;
今の物理的な親との距離感は、関係ないんですよね。
どんなに離れていても、どんなに昔の事でも、心は覚えているんです。
むしろ今、お母さんと離れていたら、その分寂しくなりますから、別の人=パートナーにその欲求が向かうのも自然な事なんじゃないでしょうか。
なので、この機会にちょっと見直してみるといいんじゃないかなーと思います。
違ったら違ったで、「これは違うんだ」って話なので♪
「お母さんと癒着しているのかも?」と気付く事が、苦しい他人軸を抜け出して、イキイキと楽しく笑顔で過ごせる自分軸へシフトしていくチャンスですねー。
まとめ
「恋愛相談をしているのに家族の事と向き合うのは、なんで??~家族は人間関係の土台~」をお届けしましたー。
家族は全ての人間関係の土台になるから、そこと向き合う事で恋愛問題の根本を変えていきましょう、というお話ですねー。
“全ての”という事は、ここと向き合うと恋愛だけじゃなくって、上司や同僚との関係、友達や趣味の仲間との関係なども変わっていくので、人間関係全般がとってもラクになっていきます♪
お母さんとは、どんな関係だった?
お父さんって、どんな人?
お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、兄妹は?
家族の前で、自分らしくいられてる?
家族の事を考えると、気分が暗くなってこない?
そこには、色んなヒントが詰まっています^^
やっぱり生まれてから最初に付き合う人達ですからねー。
「人付き合いって、こういうもんなんだ」って植えつけられやすいんですよね。
あっ、ちなみにワタクシ、フライデーの家族関係はこんな感じ↓なので、家族と仲悪い=いいパートナーシップが築けないってわけじゃないので、ご安心を(^-^;
☆関連記事:「家族という最小単位の組織ですら、うまくいかない人」☆
色々抱えたまま、放置しているから問題になっちゃうんだよねー。だから、安全な場所で向き合おうねー。というお話ですね♪
同じように、学生時代の友達関係とか、イジメや痴漢に遭ったとか、歴代彼氏との付き合い方とかも、今の恋愛に影響があるケースがあるので、カウンセリングでは色んな角度からあなたの問題の“根本”に目を向けていきます。
「私の恋愛がうまくいかない、根本って何??」
と思ったら、プロと一緒に向き合う↓のも一興ですよー🐑