馬乗り になって殴る
今日、電車に乗って出掛けていたら、
駅の構内で30代とおぼしき男性二人が、
馬乗り になって殴り合いの喧嘩をしていました。
始めは、気分の悪い人が倒れてしまったのかと思いましたが、
人垣の境目から取っ組み合っているのが見えて、ビックリ。
血が流れているようには見えませんでしたが、
一人が上に馬乗りになって激しく殴り、
とてもじゃないけど、穏やかではない様子。
すぐに周りの男性が「やめなさい」と止めに入ったり、
女性が「駅員さんいませんかー?」と呼んだりして、
事態は徐々に鎮火していきました。
でも、私の心臓はバクバク。
久しぶりに、人がリアルで殴り合う現場を見ました。
ビジュアルで見たので、刺激が強かったです。
“うわー、スゴかったなぁ”と思う一方で、
“これって、言葉の暴力も同じなんじゃないか”って、
頭をよぎりました。
大人になった私達は、こぶしで殴ったり、殴られる事はないけれど、
言葉での殴り合いはよくやってるんじゃないかな。
上司から罵倒されたり、
インターネット上で個人を責めるコメントをしたり、
友人同士のノリで心ない事を言ったり、
自分で自虐キャラで笑いを取ったり。
もう、やめよう。
殴られたら、我慢しなくていい。
殴られたら、怒っていい。
殴られたら、逃げていい。
殴られたら、泣いていい。
血は見えないかもしれないけど、
あなたの心はちゃんと傷ついている。
それから、手で殴るのと違って、
言葉で殴っても相手は痛まない。
※心理学的には彼らも傷ついているから攻撃するのだけど、
比喩として手で殴った痛みとは違い、
直接殴った手、殴った言葉自体が痛いわけではないという意味で。
あなたの痛みは、あなたにしか分からない。
あなたが“助かりたい”“今の状況を変えたい”と
思わなければ始まらない。
「こんなの普通だ」
「皆はもっと頑張ってる」
「他の会社も一緒だ」
「(彼氏に)手を出されたわけじゃない」
「どうせ私はオバサンだから」って、
自分を傷つける手助けを、いつまでもしないで。
“こんなのもうイヤだ!”
って、自分の心とリンクする事が第一歩。
何か行動するのは、それから考えましょう。
心とリンクできたら、思考が動き出します。
小さな約束をして、小さく実行していくと自信が少しずつついてくる。
やり方は何通りでもある。
心のブロックがあると、それが見えなくなります。
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【本日のワーク】
心がチクッとする事があったら、
“こんなのもうイヤだ!”って呟いて下さい。
呟くだけでいいです。
自分でなんとかしようとか、
誰かになんとかしてもらいたいとか考えない。
自分の心とリンクする。
ただそれだけ。
判断をしない。