【相談例】いつも いい感じ になるとダメになって、付き合う所までいけません!
【相談例】
30過ぎてから、やっぱり結婚を意識するようになって、アプリと紹介所で本格的に婚活を始めました。もう5年になります。
パーティーとかにも行って、色んな人と会って、そこそこアプローチも受けるんですが、なぜか付き合うって所まではいけないんですよね。最初に声を掛けてくるのは、いつも男性からなんです。それで、何度かデートに行くんだけど、ダメになっちゃう。
この前の人なんか、半年もデートしてて、「もう付き合ってるも同然でしょ!?」って感じだったのに、ある日からパタッと連絡がなくなって、それっきりです(怒)
最後に付き合ったのは・・・あれっ、もしかして10年前!?やばー!
なんとかしないとと思って、フライデーさんに相談しました。
ちなみに、父親は仕事人間で不在がち、母親は夫がいない寂しさからか私にベッタリの過干渉ママでした。弟は、よく分からない自由人です。
よろしくお願いします。
※「相談例」は似たようなお悩みの方に役立てればと作った、フライデーの創作です
ふむふむ、なるほどー!
今回は「付き合う」って話でしたが、「結婚」のパターンもよく相談をいただきます。
付き合うまではいけるんだけど、結婚まで到れない。
みたいな感じですね。
あぁ、あとセックスレスもだ。
付き合うと、いつもセックスレスになっちゃうみたいな。
どれにも共通するポイントがあるので、お話していきまーす(´▽`*)
近い距離感の人との傷が、パートナーシップをこじれさせる
今回のお話のポイント。
それはズバリ、「親密感の怖れ」です!
これの説明をする前に、まずは人との距離感についてお話していきましょう。
前に『恋愛相談をしているのに家族の事と向き合うのは、なんで??』の記事で紹介したように、人間関係ってこんな感じ↓で関係性によって、心理的な距離感が変わってきます。
【近い】自分>母>父>兄妹・祖父母>親友>友達>知り合い>他人【遠い】
パートナーは「他人」から、親兄弟を越えて、「自分」まで距離感が近付くんですねー。
めちゃくちゃ広範囲に移動するんです!
で、その移動する時に、その関係性で負った傷があると心が警戒するんですね。
例えば、友達くらいの関係から、親友くらいまで近付こうとする時。
複数人数で飲む仲から、二人で飲むようになるくらいの距離感ですかねー^^
「わぁ、嬉しい♪楽しい♪」って気持ちと共に、昔、親友に裏切られたりした経験があると、その時の傷が疼き出します。
「うっ、痛い!」って。
それは、「これ以上近付いたら、危ないよ!また傷つくかもしれないよ!」って、心が警戒してくれているんですねー。
そういう事があると、心の傷が深い程、「近付きたくない。仲良くなりたくない」って潜在意識で思います。
でも、表の意識では「仲良くなりたい」と思っているので、自分から距離は取れません。
それで、彼の方から距離を取るようにさせるんですねー。
誰が?
自分の心が、なんですよー。
ええー、そんな馬鹿な!ってね(笑)
思いますよね。うんうん。
「私は仲良くなりたいと思っていたのに、彼が別の女の人と飲むようになったんです!」って。
親密になるのが怖い
もう少し見ていきましょう。
Aさんの場合、お母さんが過干渉だったとの事。
例えばそれで、とても苦しんだとします。
何なら、今も過干渉なお母さんの事は苦手。
そうすると親密になろうとすると、その苦しさを心は思い出すんですね。
例えそれが、何十年も前の事だとしても。
心には時間の概念がないので。
お母さんにあんな事言われた。
お母さんにひどい事をされた。
何をするにもお母さんは口出ししてくる。
あー、しんどいしんどい。
自由なんてなかった。
じゃあ、仲良くなると、親密になると、ああいう事になるんだ。
そんな風にインプットされていたら、誰かと付き合う=親密になるのが怖くなるのも、不思議じゃないですよねー^^
この話は、この間書いた、こちらの記事↓にも通じる話。
https://fridayship.com/kokoronomujun/
心と対話する習慣を
で、先程もチラッと言ったように、これが潜在意識の中で起こります。
普段、意識していない領域ですねー。
だから、表の意識では「わけが分からない!」ってなっちゃいます。
「付き合いたいって思っているのに、付き合えないんです!(鼻息荒く)」って。
でも、その心を見ていくと、こうして理由が分かってくるんですね^^
「あぁ、相手じゃなくて、“私が”人と親密になるのが怖かったんだ」って。
だとすると、向き合うべきは自分の中にある、お母さんとの関係で受けた傷なんです。
あとは、元カレや学生時代のイジメなんかが原因になっている事も、よくあります。
その事自体は乗り越えたとしても、“考え方”は残っているんですよね。
例えばお金にルーズで、その事が原因で別れる事になった元カレがいたら、次の人は「お金にきちんとしている人にしよう」ってなるんじゃないでしょうか。
もちろん、それがダメって話じゃなくて、「ああいう事があったから、私はこう考える傾向があるのね」って自分を“知っておく”事が大事です(^_-)
例えば、「年下と付き合ったら全然頼りなくてしんどかったから、次は絶対に年上!」って息巻いていると、もしかしたら頼りになる年下くんの存在を見逃しちゃうかもしれません。
「年下=頼りにならない」ではなくて、「元カレ=頼りにならない」が正確なんですが、傷が深いと、絶対に傷つかない為に広範囲で認識しようとするんですよね。
これも、それが悪いって話じゃなくて、自分のそういう傾向を知っておこうって話です。
「前の恋愛で傷ついたから、私は年下にちょっと警戒しちゃうんだよね。でも、頼りになる人だったら年下もありかも?」
例えばですけど、こんな感じで♪
まとめ
「いつもいい感じになるとダメになって、付き合う所までいけません!」をお届けしましたー。
ポイントは、親密感の怖れ。
過去に近い距離感の人との関係で抱いた傷があると、親密になるのが怖くなって、無意識に付き合うのを避けちゃうよーって話でした。
不思議なものでね。
「親密感の怖れ」があると、付き合えない人を選ぶんですよ。無意識に。
同じように、「結婚できない」「セックスレスなんです」ってお悩みの方は、結婚できない人、セックスができない人を選ぶという風に見る事ができます。
えええーーー!!!そうなの!?
って、ビックリですよね(^-^;
それくらい過去の傷が深くて、親密になるのが怖いという事。
もちろん、それは「自分のせい」って責める為じゃなくて、問題解決に向けて“自分にできる事”を見付ける為です。
お母さん。
お父さん。
友達。
イジメ。
片思いの彼
元カレ。
前の旦那。
あなたは、どの傷を癒しましょうか^^?
「仲良くなりたいのに、なれない!」という感覚があったら、「親密感の怖れ」と向き合うのがオススメですよー。
カウンセリングなら、一緒に向き合う事ができるので、原因探しが早いですし、癒しも着実ですので、よかったら♪↓