“ 過去の成功 ”に執着すると、遠のく幸せ~恋愛編~
『“ 過去の成功 ”に執着すると、遠のく幸せ』
という話を、今日はお届けしまーす。
れっつごー♪
(珍しく、すぐ本題に入る・笑)
山岡先輩と関口先輩
“過去の成功”に執着というのがどんな状態か、
二人の先輩に登場してもらいましょう。
強豪のバスケットボール部では、
練習でミスをすると、
罰として校舎の外周を80周走らされます。
ある日、ミスをしてしまったあなたに、
山岡先輩は、いつも通り
「何してんだ!外周行ってこい!」と言います。
ところが、今日は夏の猛暑日。
気温は30度を超え、太陽はカンカン照り。
そんな状況や熱中症の危険性を説明しても、
山岡先輩は「行ってこい!」と譲りません。
自分もそうしてきたし、その経験も含めて、
昨年の優勝に繋がったと信じているから。
そこで割って入った、温和な関口先輩。
「まぁまぁ。今日はひどい気温だし、この日照りだ。
体育館の中でいいんじゃないか?」
と室内での走りを提案。
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これは、分かりやすい状況ですね(笑)
山岡先輩は“過去の成功”に執着して、
後輩を熱中症の危険にさらそうとしています。
一方の関口先輩は、
ミスをしたら罰を受けるという本質は変えずに、
熱中症を避ける方法を模索しました。
“過去の成功”は、ここかしこに
さっきのバスケの話、
自分はもう社会人だし関係ないわ~と
思うかもしれませんが、油断なさらず(笑)
同じような事が、
恋愛や仕事や夫婦関係でも頻繁に起きてるんですよー。
・自分から告白せず待っている事で“成功”した人は、
相手がどんな人でも待ってしまって、
お付き合いするチャンスを逃してしまう
・電話報告の方が誠意が伝わると過去の成功にすがった結果、
取り引き先と「言った」「言わない」の問題に発展した。
メールを使っていれば・・・
・お母さんが家でしていたように、
旦那さんにあれこれ世話をしていたら、
「子ども扱いしないで欲しい」と言われてしまった
過去にはもちろん成功した事もありますし、
それは否定されることではありません。
でもね。
やっぱり状況や相手が違ったら、
“過去の成功”したやり方が通じないことがあります。
そのやり方が間違っているんじゃなくて、合わないだけ。
同じ状況のように見えてもね。
なんか上手くいかないなーとか、
なんか喧嘩してばっかだなーとなったら、
“過去の成功”に執着してないか、チェック。
「それって、“今の”自分を幸せにしてる?」
ノーなら、過去の事として胸に大事にしまっておく。
そして、改めて最善の手を考える。
一人じゃないからね。
相手や周りの人と考えたっていい。
ちょっと変えれば、
“過去の成功”が有効な事もあるしね。
さぁ、手放そう
さてさて、そんな“過去の成功”を手放すのに
必要なのは・・・?
うん、いつも通り自己肯定感(笑)
自己肯定感が低いと、
自分のやり方が採用されない=自分が否定された、
と感じて手放せないんですねー。
自分の存在がなくなるような感覚。
あとは、過去の傷を癒すのも有効。
先程の山岡先輩が校舎の外周に固執するのは、
過去に自分がやられて嫌だった、という背景があって、
本当はその先輩に復讐したいのだけどできないから、
後輩に同じ事をして、その感情を昇華させようとする心の働きがあります。
虐待の連鎖に似ていますね。
そうした傷がある内は、
傷ついた自分を証明するために“過去の成功”を
手放すのが難しくなってしまいます。
そういう視点から見ると、それは成功なのかって話もあるけど。
番外編
“過去の成功”にフォーカスして、
お話してきましたが、
実は、過去の“失敗”に執着する事も多いんですねー。
ドキッとしましたか(笑)
自分で告白して失敗したから二度と告白しない、とか、
ズボンでデートに行って誘われなくなったから履かない、とか、
前の彼氏に「不味い」って言われたから二度と料理しない、とか。
ちょっと山岡先輩の話と通じますね。
同じく“傷”の話なので。
癒して、手放していきましょ。
まとめ
『恋愛の“過去の成功”に執着すると、遠のく幸せ』でしたー。
“過去の成功”を手放すのは中々難しいけど、
幸せ目線を持っていると、
だんだん自然にできてきます。
自分の存在証明ではなく、
いつでも幸せの選択肢を、ね。