【相談例】アラフォー、バツイチ、慎重になり過ぎて動けない・・・
【相談例】
前の結婚生活を終えて、早いもので3年経ちました。子供もいないし、仕事が楽しくて、がむしゃらに働いてきたけど、気付いたらアラフォーと呼ばれる年齢に。
「そろそろまた結婚したい・・・」
と思って、マッチングアプリをやってみた所、何人かの人とデートに行く事になりました。
「意外と、私もまだまだイケるな♪」
と浮かれていた所、いざ付き合うとなると、モヤモヤするようになりました。
例えば、一緒にご飯を食べに行く時、お箸を取ってくれたり、皿に取り分けたりといった事が一度もありませんでした。
ドーンと待っているような感じ・・・殿様か?
他にも、仕事の愚痴をちょっとした時、「それは君が悪いんじゃないの?」と追い打ちをかけるような事を言ったり。
その時は「まあ、気にする程の事でもないか」って、サラッと流して楽しく過ごすんですが、付き合うって話になると、この辺りの事がポワーンポワーンと浮かんできます。
好き!って気持ちと、でも違和感あるよなーという気持ちの狭間で悩みに悩んで、結局付き合わないという事が、半年の間で2回連続でありました。
もうアラフォーだし、バツイチだし、今逃したらチャンスはないかもしれないのに、なんか気になっちゃって動けません。
多少の違和感はあっても、付き合う中で少しずつ信頼関係を築いていくべきなのか・・・なんて考えたり。
このまま一人の生活はやっぱりイヤで、素敵な人と幸せな結婚生活を送りたいです!
アドバイス、お願いします♪
※「相談例」は似たようなお悩みの方に役立てればと作った、フライデーの創作です
・・・以上はフライデーの妄想(笑)というか、創作した相談例なんですが、こんな感じのご相談って結構あるんですよねー。
色んな切り口があると思いますが、今日は「怖れ」と「完璧主義」についてお話していきまっしょい(・∀・)ノ
怖くてたまらないから、完璧にして自分を守ろうとする
アラフォーだし、バツイチだし・・・って、“自分で”「私は条件が悪い」って思っちゃうと、どうしても焦っちゃいますよね。
これは自己肯定感の低さの表れかと思います。
ので、自己肯定感を上げていって、出会う男性をレベルアップさせるっていうのも一つの手ですね(^_-)
一方で、自分の中に「怖れ」がだいぶ強いんだなーという事も自覚したい所。
お箸を取らない、「君が悪いんじゃ?」というエピソードを思い出して、それをきっかけにお付合いをしない選択をした、Mさん。
つまり、そういう事をする人と付き合うと、いいお付合いにならなそう!こういう人と付き合ったら苦労しそう!と怖れているのが分かるでしょうか。
もちろん、怖れも悪い感情ではなくて、自分を守ってくれる大事な感情の一つです^^
でも、怖れが強くなると慎重になり過ぎるだけじゃなくて、完璧主義になって、細かい部分にまでネガティブ要素を見つけ出しちゃう事があるんですね。
デートの後は、一人反省会?
例えばMさんも、その場では「まあ、気にする程の事でもないか」って、サラッと流して楽しく過ごしていました。
けど、いざ付き合うとなると、彼の人となりを脳内のスーパー分析器でスキャンし始めるんですよね。
年収はどうか。
勤め先はどうか。
友達に合わせてもOKか。
学生時代何をしてたか・・・
などなど。
細かく、細かーーーく。
もちろん付き合うってビッグイベントですから、慎重になるのもムリないですよね。
その先に「結婚」を意識していたら、尚更♪
ただ気を付けたいのは、分析する時、「あぁ、あの時あの人こんな事を言ってたなー」っていうのは、“主観カメラ”で録画した脳内動画を再生しているんだという事。
自分の主観がたっぷり詰まっているんですね。
なんなら、録画だけじゃなくて編集しているような時もあります。
記憶って、結構あてにならないんですよねー。
でも“絶対感”が強いので、自分では気付けません。
あんな事を言うなんて、本当は私の事好きじゃないのかも。
物腰柔らかいけど、実は俺様モラハラ男なんじゃ?
もしかして、結婚詐欺?お金目当て?
こういう人と付き合うと、苦労しそう。
デートの夜の一人反省会で、こんな事が頭を駆け巡っていませんか?
さて、そんな怖れや不安を拭おうとする時、私達はどうするでしょう。
そう。
より慎重に、より細かーく、「この人は、安心できる人か?」「信頼してもいい人なのか?」を検討していくようになります。
以前よりも、チェック項目は厳しくなり、クリアできるレベルも上がっていきます。
・・・ってなると、大概の男性は脱落しちゃいますよねー。
これが、Mさんの心の内で起こっている事なんじゃないでしょうか。
向き合うべきは、「怖れ」の方
じゃあ、どうしたらいいの?
というと、冒頭で紹介した自己肯定感は、もちろん「怖れ」の払拭に役立ちます。
「怖れ」というのは、「こうなったら困る!怖い!」という、“ネガティブな予測”から来るものなんですよね。
これが自己肯定感が高いと、「まあ、そうなってもなんとかなるか~♪」って心持ちでいられるので、「怖れ」が和らぐんです^^
あとは、「怖れ」そのものと向き合う事も大事。
先程言ったように、怖れっていうのは“自分で作った”ネガティブな予測から来るものなんですが、どうやってそれを作っているかというと、過去の経験から作っているんですよね。
例えばMさんはバツイチ、という事でした。
どんな結婚生活だったんだろう?
離婚はすんなりいった?それとも、修羅場?
本当に、恋愛モードに入る準備ができてる?
というのが気になる所。
バツイチじゃなくても、元カレや過去の恋愛で大きく傷ついていると、やっぱり心は警戒してくれるんですよね。
「また傷つくよ!危ないよ!」って。
動けないのは、心があなたを守ろうとしてくれているから
皆さん、「絶対に傷つかない方法」って知ってます?
・・・それは、「行動しない事」なんです。
行動しなければ、傷つく事はありません。
だから、傷つく事を怖れていると、慎重になり過ぎて、めちゃくちゃ細かーく完璧に男性をチェックするようになって、動けなくなっちゃうんです。
「怖れ」の元となった、出来事と向き合って、その傷を癒しましょう^^
10代、20代の時の恋愛が影響している事も、よくあります。
☆関連記事:無意識に彼に“別れさせよう”とする心理~20年経って気付く「自分の本音」~☆
むしろ初めての事だらけで、印象深かったりしますからねー。
初めての告白。
初めてのデート。
初めてのプレゼント。
初めてのキス。
初めてのセックス。
初めての別れ。
あなたは、どんな思い出があるでしょう?
少しでも「うっ!」ってなるような事があったら、向き合ってみるのもいいと思いますよ。
恋の棚卸し、オススメです(^_-)
一人でやると迷宮に迷い込みやすいので、そんな時は、カウンセリングをご利用くださいね♪
まとめ
「相談例:アラフォー、バツイチ、慎重になり過ぎて動けない・・・」をお届けしましたー。
慎重になるのは心が警戒のサインを出しているからで、それは悪い事ではないんだけど、過剰になっているようだったら、「怖れ」そのものと向き合おうねー、というお話でした^^
「もういい年齢なんだから」「次はないかもよ!」って自分に鞭を打つと、焦って、他人軸になって、自分を見失いやすくなりますから、まずは自分と向き合うのがオススメ。
何を怖れているの?
なんで、そんなに怖がってるんだろう?
優しく、優しく自分に寄り添ってあげましょうねー。
例えば、「元カレの事、引きずってはいないけど、もう一度あれがあったらしんどいなぁ」なんて感じは、怖れを生み出す傷になっているっていう、合図ですねー🐑