恋愛の責任 は50:50~「自分のせい」にし過ぎず、「彼のせい」にし過ぎず・・・
私のブログやカウンセリングでは、相手ではなく自分の心と向き合うアプローチをする事が多いんですが、これはなんでかというと今日のタイトルになるんです。
『 恋愛の責任 は50:50』
恋愛と銘打ちましたが、恋愛に限らず、どんな人間関係も本当は全て対等なんですねー。
「年上は敬うべし」という文化が行き届いた日本では、上下関係が強く働きやすくて、中々「上司と対等な関係ってどういう事?」ってイメージしづらいかもしれませんが、人間的には“対等”です。
あるいは、「彼は素敵過ぎて雲の上の人だ」と見上げてしまったり、「私なんか・・・」と自分を卑下して下に置いてしまうと、恋愛でも上下関係ができてしまいますが、それでも本当は対等な関係なんです。
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本当は対等なのに、これを「私の魅力がないからなんだ」「私が嫌われたからなんだ」と問題を背負い過ぎたり、「彼が結婚しようとしてくれないから」「彼が冷たい態度を取るから」と相手に押し付け過ぎてしまうと、バランスが崩れて問題解決が遠のいちゃいます。
勿体ないですねー。
その辺りの事を解説していきましょー(^_-)
自分100%:全部「私のせい」
人間関係は全て対等で、恋愛の責任も50:50というお話でした。
対等な関係のイメージは、こんな↓感じですねー。
半分こ、って感じ♪
「自分でできる事は自分でし、できない事は相手や周りを頼る」という“相互依存”の関係でもあります。
これが、自分100%で全部「私のせい」だとすると、こう↓ですね。
「私が何かしたからかな?」
「私の魅力がないせいだよね」
と問題を背負い込み過ぎている状態。
「でも、別にそれってあなたが悪い訳じゃないよね?」という事も結構あるのに、「私のせい」にするのが、その人なりの処世術なんですねー。
全部「私のせい」にすると何が問題かというと、“相手の問題も背負ってしまっている”という事なんです。
それは彼を助けたかったり、慈悲深くて優しいあなたの才能でもあるんですが、ちょっと一旦立ち止まって考えてみましょーう。
本来「相手の問題」なのに、あなたが背負い込んでしまうと、何が起こるでしょう?
それは、「自分ではどうにもできない事を、どうにかしようとする」という苦行モードに突入してしまうんです(>_<)
まるで、「明日は雨の予報だけど、なんとか私の力で晴れさせようとする」というくらい、難しい事になります。
それって、しんどいですよね。苦しいですよね。
でも、私達は傘を差したり、予定を室内のものに変えたりといった事は「自分でできる」わけです♪
同じように、恋愛でも自分の事は自分でどうにかできますが、彼の事は彼がどうにかするしかありません。
提案したり、コミュニケーションしたりして、影響を与える事はできますが、最終的にどうするかは彼次第ですよね。
どうにもできない事の代表格は、彼の気持ちだったり、彼に連絡させる事だったり、彼に結婚を決意させる事だったり、彼に別れを考え直してもらう事だったり・・・。
「あの時こうすればよかった」という過去を修正する事だったり、「この先どうなるだろう」と未来を覗き見る事も、自分では“どうにもできない事”ですね。
あぁ、だからって「あなたにできる事は何もない!!」と言っているわけではありませんので悪しからず(^-^;
さっきの図に戻りましょう。
そう、人間関係は対等で恋愛の責任も50:50なわけですから、残りの「50」をあなたがやろうよ、というお話♪
「何とかしたい!」という、“気持ちの方向性”を整えてあげるのがとっても大事なんです。
それが、ブログやカウンセリングで提案している、「自分の心と向き合う事」ですねー。
前回の記事のように、例えば・・・例えばですよ?
自己否定が根底にあって彼の言葉を否定的に取ってしまって、それが彼を信じられず愛を試すような行動に繋がり、彼と喧嘩ばかりしてしまって、ついに別れを切り出された・・・としたら、彼の気持ちを直接変えるのは「自分にはできない事」だけど、自分を見つめ直して自己否定と向き合い、彼への態度を変える事は「自分にできる事」です^^
☆関連記事:自己否定 が根底にあると「キレイだね」という言葉さえ、“否定された”と思ってしまう☆
こんな風に彼との間に境界線をきちんと引き、問題を切り離す事が大事なんですねー♪
そうでないと、「自分にはできない事」をどうにかしようとして苦しみ、その苦しみにエネルギーを奪われて、「自分にできる事」を見逃してしまいます。
勿体ないですよねー。
遠回りなように思えるかもしれませんが、急がば回れで案外こちらが近道だったりしますし、何より問題を繰返さないのでオススメです♪
相手100%:全部「彼のせい」
さて、続いて相手100%の全部「彼のせい」について。
こちらの方が、分かりやすいかもしれませんねー。
図にしていきましょう。
「急に彼が音信不通になったせいで、毎日苦しい!」
「あれだけ仲良くしてたのに、別の子と付き合うなんてひどい!」
「彼が結婚の話を進めてくれないから、宙ぶらりんのままで・・・」
「どんなにオシャレしても、彼はダメ出ししかしてくれなくてしんどい」
「旦那が話し合いをきちんとしてくれないから、どうしたらいいか分からない」
もちろん、その気持ち自体は、いつも通り否定しないで肯定して受け入れていきましょーう。
ムカつくよね。
悲しいよね。
不安だよね。
嫌われたのかなって感じるよね。
途方に暮れちゃうよね。
「そう思っちゃうよね。うんうん、分かるよ」と、いつでも自分が自分の一番の味方に、です(^_-)
その上で、『恋愛の責任は50:50』という今日の言葉を思い出しましょう。
相手100%の全部「彼のせい」「彼の意思次第」だとどうなるかというと、「自分にできる事」へ目が行きにくくなっちゃうんですねー。
「50:50」ですから、自分にできる事もちゃーんと用意されているんです♪
そして相手100%の全部「彼のせい」というのは、その問題が解決するかどうかは「彼次第」という事になりますから、これもやっぱり他人軸なんですねー。
「私にできる事は何もない」という風にも思いやすくなってしまいます。
☆関連記事:彼中心の“他人軸”が苦しいワケを、改めてお伝えしたい☆
「それって、やっぱりツラいなぁ」と思ったら、“今の自分にできる事”を探していきませう♪
まとめ
『 恋愛の責任 は50:50~「自分のせい」にし過ぎず、「彼のせい」にし過ぎず・・・・・・~』をお届けしましたー。
心理学を学ぶと、どうしても自分の心と向き合う事が多いので、「自分のせいって事ね」「私が悪いんだ」と自分を責めたり、「これ以上できる事はないわ」と虚しくなったりする事があります。
そうではなくて相手の問題は相手に返し、自分の問題は自分の手元に取り戻して、「今できる事」に集中していこう、というお話ですね♪
「100:0」という極端な所まではいかなくても、「80:20」や「70:30」にしてしまう事は結構あるんじゃないでしょうか。
目指したいのは、「50:50」の対等な関係ですね^^
これは相手は関係なく、自分で意識していく事です。
対等な関係ですから、嫌なものは「嫌だ」と言うし、自分でできる事は自分でやっていきます。
「自分にできない事」をどうにかしようとすると、苦しくなります。
「自分にできる事」をやらないと、相手や周りが変わるのを待つしかなくなります。
自分にできる事って、なんだろう?
自分にできない事って、なんだろう?
まあ・・・それを見極めるのが結構難しいんですけどね(^-^;
でも、そうやって「自分に興味を持つ事」が“対等な関係”への第一歩です♪
少しずつ、少しずつですねー。
「一人じゃどうしたらいいか、分からない」「自分にできる事って、どういう事?」「どれが私の問題で、どれが彼の問題か分からない!」と思ったら、カウンセリング↓で一緒に向き合っていきましょーう。
それも、「自分にできる事」ですねー🐑