本物に勝る ものはない~大砲の衝撃波を浴びて~
今回は、なんだか物々しいタイトル(笑)
何の事やらって話なんですけど、
先日、新婚旅行でロシアに行ってきたんですね。
そこでは、正午に本物の大砲を撃つんです。
もちろん空砲。
軍艦が停泊している海岸エリアから、海へ向かって。
ちょっと距離感が分からないのですが、
わりと近くまで行って見られました。
正午の10分程前になると、制服に身を纏った隊員が6名ほど整列し、
大砲の前でピシッと待機。
ラッパの合図が鳴ると、時報のカウントダウン。
ピッ、ピッ、ピッ、ピー。
“あっ、日本と時報の音って一緒なんだ”
なんて、間の抜けた事を考えている内に、
ズドンっ
と大砲が火を噴きました。
と同時に、映画やアニメで見たような衝撃波が、
大砲からぐわーーーっとやってきて、
重い空気が体を突き抜けました。
一瞬の出来事。
放心(´゚д゚`)
でも、確かに大砲を中心にして、
円となった衝撃波が私には見えました。
その時、頭をよぎったのは
“ペンは剣よりも強しって言葉、こんだけの強さの事なんだ”という事。
当然ですが戦争を経験していない私は、
大砲の衝撃なんて初めて。
でも、昔から人が人を殺すのが当たり前の世界って、
どんなだろうと興味がありました。
それもまた、“どんな心理なんだろう”という
人の心への興味。
自分が体験したあらゆる暴力行為を切り貼りして想像した偽者の暴力よりも、
この時、体験した本物の大砲の暴力は全っっ然違いました。
これか。
ゾクゾク、も
ワクワク、も
なんか違う。
ただただ、リアルの持つエネルギーの凄さにポカン。
*
私は常々、 本物に勝る ものはないと思っています。
インターネットで検索して得た知識よりも、
自分が実際に体験した本物は何億倍もの情報がある。
だから、なるべく本物を。
怖いですよ。
本物だから。
殴られたら本当に痛いし、
傷ついたら中々治らない。
リセットボタンなんてない。
それでも本物だけが持っている煌きが、
ワクワクした幸せや、身を切られるようなスリルを運んでくれる。
恋愛でも、そう。
「あなたは、依存している。
手放しましょう」と言われる。
依存してる?手放す?
それが怖いんだ。
想像の世界では。
でも、そこに閉じ込もっていたら
ずっと怖い世界は変わらないですよ。
だったら、怖くないやり方を探りましょう。
今のあなたにできることを見つけましょう。
私のカウンセリングは、そういうお手伝い。
他人軸で思考をウソの他人で作られたあなたが隠している、
本物のあなたの煌きが必ずあります。
時には見つけづらくて投げ出しそうになるでしょう。
でも、大丈夫。
絶対見つかるから。
新たに作るんじゃないです。既にあなたは持っているんですよ。
私もいますから、
一緒に歩みましょう。
【本日のワーク】
今回はワークというよりも、宿題。
えっ、宿題きらい?
まぁ、そう言わずに(笑)
今週末は1個でもいいから、“本物”に会いに行きましょう。
本物のフレンチ料理でもいいし、船が好きなら港に、
絵が好きなら美術館に、
バッグが好きなら制作現場が見られるカバン屋さんに。
今回は“私の取扱説明書”は置いておいてください。
書こうとすると、言語化するために頭が働こうとしちゃうから。
Don’t think. Just feel. lol
考えるより感じろ、って世界ですね。