いい 喧嘩 、悪い喧嘩
パートナーと 喧嘩 。
友達と喧嘩。
家族と喧嘩。
上司と喧嘩。
インターネット上で見知らぬ誰かと喧嘩。
人とぶつかること、ありますよねー。
相手から突っかかられる事もあれば、
つい感情的になって自分から仕掛けてしまう事も。
今日は、いい喧嘩と悪い喧嘩についてのお話。
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【悪い喧嘩】
悪い喧嘩になっちゃうのは、この2つ。
その1、感情の処理のための喧嘩
悲しい、寂しい、傷ついた。
そんな自分の感情の処理のために
相手とコミュニケーションを取ろうとすると、
悪い喧嘩になってしまいます。
よくあるのが、仕事で全然かまってくれない彼に、
その寂しい感情を伝えて喧嘩になっちゃうパターン。
「私と仕事と、どっちが大事なのよ!」
なんて、往年の名ゼリフが飛び交ったり。
感情の処理のための喧嘩が悪い喧嘩になっちゃうのは、
相手には、その感情をどうにもできないからなんですねー。
“そんなこと言われても困る!”
っていう心の表れが、喧嘩に発展しちゃう。
感情は、自分で解消できますからね。
詳しくはこちら↓記事で。
その2、正しさの証明のための喧嘩
これも、やってしまいがち。
前述の仕事に熱中した彼と、寂しい彼女の場合。
彼の反論として、
“今はプロジェクトを任されたばかりで、
忙しいのは当たり前。皆、俺と同じくらい働いてる。
忙しくなるって先月話して、
それくらい分かってるだろう?”
なんて言うと、火に油・・・。
彼が言ってる事は正しいですよ。
でも、それは彼にとってなんですね。
彼女にとってみれば、
“そうはいっても、こんなに会えなくなると思わなかった。
もっとメールくれてもいいじゃん。
仕事帰りにちょっと会うとかでもいいし!”
という、“彼女の正しさ”があるんですー。
皆ね、それぞれの理屈で自分が正しいと思っているから、
人間関係に正しさを持ち込むと関係が悪化するんです。
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【じゃあ、いい喧嘩って?】
一方で、いい喧嘩というのもあります。
それは、コミュニティをよくするための喧嘩。
二人の関係をよくするための喧嘩。
家族皆が気持ちよく過ごすための喧嘩。
仕事をうまくいかせるための喧嘩。
さっきの、仕事が忙しくてなかなか会えない二人。
感情的でもなく、正しさの証明でもなく、
二人の関係をよくするためにはどうしたらいいか、
という視点で話をしてみると、
いい着地点が見えてくるもの。
彼はデートというのは
土日の一日を使わなくてはいけないと思っていたけど、
ちょっとした時間に会うだけでもいいっていう
彼女の話を聞いて、短いけど会うようにしたら
うまくいくようになった、とかね。
ここまでくると、喧嘩という激しいものから、
穏やかな話し合いになってきます( ˘ω˘ )
これを知っておくと、
悪い喧嘩→いい喧嘩に進化できるし、
喧嘩を恐れて踏み込まないというのも
避けられます。
セックスと喧嘩のないパートナーは危険、
ともいいますからねー。
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【いい喧嘩にするためのカギ】
いい喧嘩をするためカギというのが、
毎度おなじみ、自・己・肯・定・感(笑)
なんでかっていうと、悪い喧嘩になっちゃう原因が
自己肯定感の低さだからなんですねー。
感情を受け入れてないと相手にぶつけてしまうし、
自分の存在を認めてもらいたくて、
正しさの証明をしてしまいます。
あとは、それらに振り回されて、
本当に自分が望んでいる事が
見えなくなってしまう弊害もあります。
“寂しい、悲しい、傷ついた。
なんで分かってくんないのよー!
腹立つー!”
ていう感情があるときには、
“彼と仲良くしたい”という
本当の望みは心の奥の奥の方に追いやられてしまいます。
彼の方も会えない罪悪感がありますから、
正しさを使って応戦します。
そうすると、二人の仲をよくするという
共通の望みが本来はあるはずなのに、
どんどんズレて、各々が別の方を向いてしまうんですねー。
逆に、自分に価値を感じていないと、
“会いたいなんて思っちゃいけない。彼も忙しいんだし”と
我慢モードに入って、彼と距離が開きすぎてしまいます。
自己主張=ワガママではないですからね。
そのあたりの事は、こちらの記事↓で。
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【まとめ】
今日は、いい喧嘩、悪い 喧嘩 の 心理 をお届けしましたー。
誰かと対立したら、
[1]感情を処理しようとしてないかな
[2]正しさを証明しようとしてないかな
って自分に聞いてみるだけでも、
悪い喧嘩にブレーキをかけられますよん。
喧嘩は、お互いに「いいものを作りたい」っていう
気持ちからくるもの。
いい喧嘩は、ちゃんと仲を深めてくれますー(*´з`)