悲しみ から早く抜け出す方法
気になるあの人に振られた。
彼氏と喧嘩した。
上司に怒られた。
悲しい出来事って、尽きないですよね。
あまりに悲しすぎて、
感情なんていらない!なんて思ったり。
今日は、そんな 悲しみ から早く抜け出す方法をお伝えします。
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【感情は天気と同じ】
こちらの記事(アンガーマネジメント~自分の怒りと他人の怒り~・前編)でも書きましたが、
感情は天気と同じで自然と発生するものです。
なんとなく、自分の中にあるので、
自分でコントロールできるような気がしてしまいますよねー。
『感情をコントロールする』、という文章もよく目にしますし。
でも、実際は生理現象。
あくびとか、お腹が空くとかと一緒。
私達には、どうにもできないことなんです。
できるのは、対処することだけ。
雨が降ったら、傘を差す。
では、悲しくなったら?
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【悲しみから早く抜け出したい】
悲しみから早く抜け出したい時、
皆さんは、どうするでしょう。
楽しい事を考える?
悲しみを感じないようにする?
うんうん、やるやる。
これらは、なるべく悲しみから距離を取る方法ですねー。
一時的に効果があることもあるんですが、
こじれると傷が深まりますし、
長期的には自分の感情を無視する=自己否定になるので、
残念ながら、あんまりよくないんです。
それよりも、早く抜け出して
ぶり返さない方法が
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悲しみを感じきる、という方法。
えぇーーー、どういうこと!?
って、感じかな(笑)
感じる、ではなくて、
感じきる。
どうやるんだろう。
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【感じきるコツ】
例えば、彼氏と喧嘩をした時。
悲しいやら腹立つやら、感情が乱れまくり。
でも、明日も仕事だし、
早く立ち直らないと、って
色々考えちゃいますよね。
そんな時、思考がたくさん働いてくれますが、
“言語化をやめる”というのが
悲しみを感じきるコツになります。
“アイツ、なんであんな事言ったんだろ”とか、
“言い過ぎたかな”とか、
“そろそろメール送ってきてもいいんじゃない?”とか、
“明日、会社かー”とか。
知らず知らずの内に、自分の内面で起きた事を
言語化してしまいます。
私達の脳みそちゃんは、優秀ですからねー(笑)
悲しみという言葉を今回は使っていますが、
彼と喧嘩して湧いてくる感情は、
実は悲しみだけじゃないかもしれない。
怒りとか、虚しさとか、寂しさとか。
なんでもいいんだけど、
その湧いてきた“感覚”を、そのままにする。
早くなくなれーとか、
押さえようとかしないで、
ただただ、そのまま。
涙が出てきたり、どこか痛くなるかもしれない。
それも、そのまま。そのまま。
そうすると、自然と消えていってくれます。
始めは難しいけど、慣れれば
そのまま何もしなくていいので楽チン♪
ちょっとずつ、練習を重ねましょう。
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【自分で解消できると知る】
悲しみだけでなく、他の感情も同じです。
どんな感情も、自分で解消できるものなんです。
正確には、解消というより、
立ち去るのを待つという感覚かもしれない。
そうして、自分で対処できると知るのが、
人間関係でとても大切。
もう相手に当たったり、キレたり、
期待したり、試したり、しなくて済むんですねー。
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【悲しみを悪者にしない】
悲しみって苦しいんですが、
悪者ではないんですねー。
他者との違いを教えてくれる、
自分らしさを教えてくれる、
大事な感情の一つ。
だから、否定しなくていいんです。
“早く立ち直らなきゃ”とか、
“凹んでたら相手に悪い”とか、
“みっともない”とか、
“大人なのに”とか、
判断しなくていいんですよ。
「それが、私」なんだから(にっこり)
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【まとめ】
悲しみから早く抜け出す方法。
それは、“悲しみを感じきる”ということ。
“なんとかしなきゃ”って、
一生懸命色々考えてしまう思考を止めるために、
言語化をやめて、湧いてきた感覚をそのまま、
何も判断せず感じきる。
“あっ、雨が降ってきた”というくらいの感覚。
まぁ、明日遠足だったら、
「雨のバカヤロー!」とか言いたくなりますけどね(笑)
やまない雨は、やっぱりないのだから。
本日のBGM:GARNET CROW/夏の幻