あなたを苦しめる○○ 主義
心理学では、“手放し”という手法を多く使います。
読んで字のごとく、手元から放すという事ですね。
これが、心を楽にするのに、
とっても有効!
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と分かっていても、物凄く難しいのが“手放し”(笑)
なんでかっていうと、
「固定概念」「思い込み」「執着」なんて聞くと、
“手放した方がいいなぁ”って皆思えるんだけど、
それが自分にとっては、「常識」だったり
「アイデンティティ」だったりするわけなんですよねー。
例えば、彼から返信がない時に浮気を疑う、
というのが当たり前のミキちゃん。
あまり返信がマメじゃないだけのトオルくん。
ミキちゃんに「返信がないのはマメじゃないだけだよ」といっても、
過去に浮気をされた経験があるミキちゃんには、
“返信がない=浮気”という考え方を“手放す”のは、
物凄く難しいんですね。
今回は、手放しの第一歩。
“気付き”となれるような、記事を綴っていきます。
次の4つの○○ 主義 。
あなたにとって、「常識」になっていても、
もし苦しんでいるのだったら、
「思い込み」かも?と、気付く事が手放しの第一歩^^
あなたにとって苦しいのなら、
あなたらしい考え方を選び直して、
自分らしい人生=幸せな人生を歩んだらどうかなー。
*
[1] 家族主義
親は敬わなくてはいけない。
家族を大事にしなくてはいけない。
親、兄妹、子供とは仲良くなくてはいけない。
そんな考えに囚われていないだろうか。
ちょーど、もうすぐお正月ですね。
年末~年始に実家に帰る人も、多いんじゃないでしょうか。
・・・楽しい?
実家に帰る事を考えた時、楽しい気持ちになる?
楽しいなんてもってのほかで、
逆に沈んだ気持ちになるようだったら、
一回パスしてもいいんだよ。
自分の実家はいいけど、
旦那の実家はちょっと・・・ってなったら、
旦那さんと子供だけ送り出してもいいんだよ。
あの・・・もちろん無理に仲悪くしろって話じゃないからね(笑)
適度な距離感が大事って話。
この記事で、距離感について話したけど、
親兄弟はとっても距離感が近い。
加えて、しきたりや“世間の常識”もあって、
自分で距離感を選べない。
それって、自分に合ってなかったらしんどいよね。
距離感を取れば、うまくいく関係性が一杯あるから。
あなたにとって、適度な距離感と付き合い方で^^
*
[2] 拝金主義
いわゆるお金軸、といわれる考え方。
あからさまに「お金大好き!」という人は少なくても、
知らず知らずに、お金軸になっている事もあります。
“わっ、可愛い!”と思ったスカートが10万円したら、
サッと棚に戻しますよね。
他にも、ランチを選ぶ時に安い方から選んだり、
旅行先も高くないホテルを探して、
なるべく切り詰めて設定したり。
もちろんこれも、「安いものが好き♪」という
気持ちからだったらいいんです。
行動が先なってしまうと、気持ちが置き去りに。
ためしに一日、自分の選択を一個ずつ考えてみると、
お金>欲しい気持ちになってるか見直せて、面白いですよ。
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[3] 正解主義
学校教育のせい、といってしまうと語弊がありますが、
正解のあるテストに慣れ親しんだ私達は、
自動的に“正しさ”を求めてしまう傾向があります。
カウンセリングをしていても、よくこんな質問をもらいます。
「彼になんてメールをするのが正しいんでしょうか?」って。
私の答えは、いつも一緒。
「なんでもいいですよー♪(にっこり)」
あなたが送りたい内容なら、ね。
・・・それが分からないから、聞いてるんじゃーー!!
って声が聞こえそうです(笑)
そうそう、そうなんですよね。
私も、そうでした。(マジで)
今は、こんな↓自由にメールしてますけど。
何を送りたいか分からなかったら、
メールの文面を考えるより先にやる事が!
それは、自分の心と向き合う作業。
いつも、人の気持ちを優先していませんか?
いつも、自分のやりたいことより人が喜ぶ事をしていませんか?
しんどい時も、笑顔で対応するクセがついていませんか?
その優しさは素晴らしいあなたの個性です。
それをちょっと、自分にも向けてみたらどうだろう。
我慢している心が見えたりしないかな。
*
[4] 平等主義
もうゆとり教育は過去の遺物になりつつありますが、
全盛期にはこんな事がよくありましたね。
・テストの点数を付けない。
・かけっこで順位を付けない。
なぜなら、不平等だから。
んーー、なんだかなぁ(笑)
この違和感が何なのかっていうと、
“結果の平等”を追求しているからなんですね。
勉強ができる子もいれば、できない子もいる。
足の速い子もいれば、遅い子もいる。
その個性の違いを認め合う教育ではなく、
結果が皆一緒というのを由としようとするから
違和感が生まれるんです。
大事なのは、“結果の平等”ではなく、
“機会の平等”ね。
*
まとめ
さてさて、今日は4つの○○主義を紹介しました。
[1] 家族主義
[2] 拝金主義
[3] 正解主義
[4] 平等主義
○○主義が苦しくなっちゃうのは、
自分個人の価値観を飛び越えて、
“世の中の常識”や“皆がやっている当たり前の事”になりやすいから。
◯◯じゃなきゃいけない、っていう文面になったら要注意。
そうすると、他の人の価値観を受け入れづらく、
○○主義を外れた人を否定して、
価値観を押し付けてしまいます。
でもね。
本当は、皆一人ひとり
考えている事も、感じている事もぜーんぜん違う。
今日取り上げた、家族のカタチも、お金の取り扱い方も、
正解の捉え方も、平等の概念も、
世界に70億通りある。
そんな事に“気付く”だけで、心がちょっと楽になれますよ。
世間の常識じゃなく、あなたの心の声に耳を傾けてあげて。