改めて、アドラーの目的論を考える

こんにちは。

恋愛・心理カウンセラーのFriday(フライデー/@fridayship)です。

 

『嫌われる勇気』が大ヒットしたのは、2014年。

同じ年、そんなブームなど露知らぬ私が、

たまたま受講した心理学講座のテーマが、

アドラー心理学。

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↑対話形式でアドラー心理学を物語調で綴っているので、
とっても分かりやすいです。ベストセラーは伊達じゃない。
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幼い頃から人の心に興味のあった私は、

自然と日本ではメジャーな心理学者ユングやフロイトによって提唱された

「感情や行動は過去の原因から生み出される」

という【原因論】で物事を捉えていました。

 

そんな私にとって、

「感情や行動は目的があって生み出される」

というアドラーの【目的論】は新鮮であり、

飲み込むのに時間の掛かる理論でしたが、

今改めて考えると、自分の中で

すんなり目的論を活用できていると感じたので、

今日はアドラーの目的論についてお話します。

 

基本的な考え方

【原因論】

「感情や行動は過去の原因から生み出される」

 

【目的論】

「感情や行動は目的があって生み出される」

恋愛を例に取ってみましょう。

 

彼から音信不通になって、とっても不安!

という女性がいたとします。

 

はい、過去の私です(笑)

一日に何回携帯を見たことか。

仕事中もリップを探す振りをして、こっそりチェック。

返信がない事が怖くて、電源を切ってまた入れて凹む。

そんな事を繰り返していました。

 

原因論と目的論を例で比較

原因論で見ると、彼女は過去に不安になった原因があるはずです。

 

昔の彼氏が、音信不通になったと思ったら自然消滅したとか、

交通事故にあっていたとか、浮気をしていたとか。

 

なんとなくこれは、分かりやすいですね。

過去の経験から、感情が呼び起こされているイメージ。

 

一方で、アドラーの目的論。

 

過去の経験は一切関係ありません。

 

彼女は、不安になるという目的があるから不安になっているんだ、と見ます。

音信不通になったから、というのは【後づけ】とします。

 

えっ、どういう事?って、なりますよね。

 

誰だって、不安になりたいなんて思わないんじゃないかって。

 

 

でもね、考えてみてください。

 

彼女は彼から返信が来たら、安心すると思います?

 

返信が来たら来たで、

返信内容を分析して「いつもより冷たい・・・」と不安になり、

自分の返信のタイミングや内容を考えては「嫌われるんじゃないか・・・」と、

また不安になり、

不安の大量生産をし続けます。

 

何のために?

 

そう。これが目的論でいっている、「目的」です。

何のために、不安になっているのか。

 

そう考えられるのが、アドラーの目的論のいい所。

 

 

原因論と目的論は、 現在への影響の仕方が違う

過去と他人は変えられません。

 

原因論に基づくと、変えられない過去に原因があるので、

絶望的です。

 

【原因論】

<過去>の原因 → [現在]に影響

※過去が現在を作っている

 

【目的論】

[現在]に影響 ← <未来>の目的

※未来が現在を作っている

 

アドラーの目的論は未来志向なので、問題解決に適しています。

 

 

 

 

先程の「何のために?」の質問が活きてきますね。

 

何のために不安になっているんだろう。

不安でいることの目的はなんだろう。

 

一例だけど、こんな目的。

・彼からの愛情が欲しい

・彼をひどい男だと言いたい

・暇になりたくない

・一人じゃないと思いたい

 

一見、デメリットしかないような状況でも、

自分で望んでいる事ですから、必ずメリットはあります。

 

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目的論なら「手段」が見えてくる

 

アドラーの目的論は不安になる事の先の目的を考えるので、

その本当の目的を達成するために、「手段」を考える事ができます。

 

件の例で考えてみると、音信不通という手段を使わなくても、

目的を達成する、以下の「別の手段」を考えられるという事ですね

 

・彼からの愛情が欲しい→本当に愛されていないの?

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・彼をひどい男だと言いたい→彼を見上げている状態。自己肯定感を上げよう

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・暇になりたくない→自分の心の声を聞いて、わくわくすることをしよう

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・一人じゃないと思いたい→人からの恩恵を受け取ろう

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以上、Friday(フライデー)流のアドラー目的論解説でした。

 

 

 

原因論はいらない?

改めて考えてみて、今の自分の考え方にとても近い事に驚き!!

 

だって一度私、目的論を手放したんですよ(笑)

あまりにも当時の私には難解すぎて。

自分が不安になりたがってるなんて!

「そんな訳ない」って、連呼していました。

 

原因論と目的論は180度違う所から物事を捉えるので、

心が追いつかなかったんですね。

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でも、今は原因論も目的論も必要だと思っています。

 

原因論はブレーキで、目的論はアクセルになります。

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ブレーキもアクセルも、車を上手に運転するのに必要。

 

どこでブレーキをかけ、

どこでアクセルを踏むかの判断に必要なのは・・・

やっぱり自己肯定感と“私の取扱説明書”(笑)

 

 

本日のMGM:BUMP OF CHICKEN/話がしたいよ